kame_niconicoの日記

透過スクリーン投影ライブシステム(ヘヤビジョン)・ダンボール箱ビジョン・自宅用プラネタリウム・鳥獣戯画の人。 等身大マルチ空間投影・透過スクリーンの独自技術による映像表現を蓄積中。その一部を投稿しています。投稿作品はマイリスをご参照ください。 http://www.nicovideo.jp/user/2864537/mylist

セーバルちゃんで極楽浄土 【等身大空間投影】補足

セーバルちゃんで極楽浄土 【等身大空間投影】をご覧いただき有難うございます。コメントなどをいただいておりますので、動画について補足説明させていただきます。

(なお、勝手な個人的解釈にもとづくものなので、あくまでも"こんな解釈や表現もあるのかー"程度で流していただければうれしいです。コメントがあれば追記していきます。)

 

けもフレ課題曲について
ニコニコ動画に、サーバルをちゃんをはじめ、けものフレンズのキャラクターを「極楽浄土」のモーションで踊らせた動画が多く投稿され、けもフレ課題曲となっています。
以前、「鳥獣戯画」の「蛙」で踊ってもらったこともありましたので、以下の個人的な世界観をもとにセーバルちゃんに踊ってもらったものです。 

■セーバルについて
セーバルは、アニメ1期『けものフレンズ』には登場しませんが、アプリ版では、とても重要な存在として登場します。
セーバルはセルリアンの一種と考えられ、サーバルそっくりの緑色の姿をしています。
セルリアンでありながらサーバルたちと仲良く楽しんだりすることもあり、サーバルがセーバルを追いかけるうちに、「サーバルのある行動がきっかけ(あえて省略)で」セーバルは輝きを取り戻しフレンズ化します。(アプリ版『けものフレンズ』メインストーリー 第10章)
セーバルにとって、サーバルは初めてのトモダチ。
なので、この動画の時間軸は、アニメ版より前の世代、アプリ版『けものフレンズ』第10章直後を想定しています。
 
なお、アニメ1期は(10話ろっじのサーバルちゃんの涙など)様々な含みを残して終わりました。
その背景には、まだまだ多くの謎も含まれているはずですし、アニメ版のサーバル=セーバルという可能性もあります。もしかしたら2期にセーバルちゃんが登場するかもしれません。
2期放送が楽しみです。
※9/25追記 たつき監督解釈の世界観の展開(2期)を楽しみにしていたのですが、それはもう叶わないことになってしまったのでしょうか……

 
■極楽浄土のステージと色について
極楽に対するイメージは、人それぞれだと思います。
楽曲のイメージは祭りの日の花街の一角でしょうか。
一方、直接的な意味の方の極楽浄土について、平安時代の人々は、描いたイメージを、平等院鳳凰堂として具現化しています。
平等院鳳凰堂の基本色は「朱」です。また、俗世と聖を分ける「結界」も「朱」です。朱色を特別な色だと考えていことの証かもしれません。
なので、MMDを使ってけもフレ課題曲の動画を作成する場合には、パークセントラルの中に遺されている平等院鳳凰堂のような建物で、朱の色の中で踊ってもらうことが1つの表現方法だと思いました。
例えばこんな感じです。
MMDで作ったイメージ:model モデル改変セーバルちゃん ウェルト様、stage 極楽殿平等院鳳凰堂OZONE

以前投稿した「鳥獣戯画」の「蛙」をモチーフにした動画も同様に、背景を朱にしています。ar1112510
せっかくなので、これまでに培ってきた技術的ノウハウを集約し、ステージとして「現実にある実際の舞台装置」を使い、その中でプロジェクターによる等身大空間投影をすることで、MMDで表現しているイメージを目の前に具現化(召喚)させてみたい。
何といっても空間投影はラッキービーストの得意機能ですので、それを実現したものが投稿動画になります。

なお、朱の照明にはライトアップ用のLEDを使いました。実はセーバルちゃんの影も投影しているのですが、動画ではほとんど映っていません。肉眼ではよく見えるんですけど。

■パーティクル
コメントにほこり?というものがありましたが、あれはパーティクルで表現したサンドスター(あるいはサンドスター・ロー)のつもりです。
途中、フレンズ化を象徴するパーティクルに変化させています。

■スカート耐性について
スカートの剛性や重力設定なので調整を試みたのですが、たいへん激しいダンスなので限界がありました。カメラのズームで回避しようともしていますが、回避しきれていない部分もあり、すみません。

■投影に関する技術的要素について
基礎的には、何十年も前に確立されている成熟した手法を応用したものです。
初音ミクライブの投影と原理は同じですが、以下の点が異なります
●プロジェクターの光源を見せない
●足元の接地感、重力感をもたせる
●スクリーンの枠は用いない
●床の反射は投影ではなく自然のままの反射
など、投影装置の存在を見えなくして現実感(そこに居る感)を増加させる独自の工夫をいくつも加えています。
この辺りは「ヘヤビジョン」mylist/47418571 のノウハウの蓄積も使いながら、さらなる技術の向上を目指していきたいと考えています。構想はまだまだいくつもありますので楽しみながら進めていきます。

■その他
末筆になりましたが、素材として使わせていただきました原曲様、ウェルト様、cham様、yurie様,Tac様 ありがとうございました。心より感謝申し上げます。


 

【鳥獣戯画】 極楽浄土 【蛙】余話

鳥獣戯画】 極楽浄土 【蛙】

に多くの再生、コメント、広告ありがとうございます。
あまりにも大きな反響、そして蛙の人気にもびっくりです。さすが国宝!



せっかくなので、この動画の舞台背景を余話としてまとめてみます。

モチーフは、言わずと知れた日本最古の漫画、国宝「鳥獣戯画鳥獣人物戯画ともいう)」です。鳥羽僧正覚猷などの僧侶が筆で描き、甲・乙・丙・丁の全4巻が京都・高山寺というお寺に残されています。

その中の甲巻21紙(21ページ目)に次のような一コマがあります。



これは「法会の遊び」と呼ばれる場面で、蛙が本尊(如来)、猿が僧侶(導師)と施主を演じています。
何のために法会をしているかというと「極楽浄土」への成仏を願うため。
また、なぜ蛙が如来なのか、というと、蛙の水掻きが、如来の手足の指の間にある薄い膜「手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)」と共通するからという説があります。
この膜は、人々の願いが手足からこぼれないよう、全てを救うためにあるそうです。
だから本尊(如来)の役は、鳥獣のなかでも蛙にしか演じることのできない、蛙にふさわしい役ということなのです。ありがたや。
(参考文献:今村みゑ子『鳥獣戯画』甲巻の解釈と鑑賞―戯画の重層性 2013年)


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toku(とくP)様、MARiA[メイリア]様による楽曲『極楽浄土』と、鳥獣戯画の場面を結び付けて、このような動画をプロジェクターによる空間投影によって創作してみました。みうめ様のお色気たっぷりの振付をこなす蛙とともにお楽しみください。


この夜、お寺でには鳥獣たちが集って歌い踊っていたようです。
外からそっと眺めるとこんな感じ。




まあ、能書きはどうでもいいですね。
Let’s 極楽浄土!

歌えや歌え
心のままにアナタの声を
さぁ聞かせて踊れや踊れ 
時を忘れ今宵 共に あゝ狂い咲き
今宵 アナタと狂い咲き


 

 

『MMDスターターパックDX』特集記事を担当しました

2016年3月28日発売

honto.jp

の特集記事「ダンボール箱ビジョンでお手軽プライベートライブ」を担当しました。



動画編集のフリーソフト AVIUtl で簡単に投影映像を編集作成する方法をまとめましたので、お読み頂けると嬉しいです。

鳥獣戯画の新しいモデル「狐」「猫」「鼠」も収録されていますのでオススメの一冊です。

MikuMikuDanceスターターパックDX (100%ムックシリーズ) ムック – 2016/3/28

ムック: 113ページ
出版社: 晋遊舎 (2016/3/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 480180439X
ISBN-13: 978-4801804395
発売日: 2016/3/28
商品パッケージの寸法: 28 x 21 x 2.1 cm

 

「鳥獣戯画でハッピーシンセサイザ」余話

鳥獣戯画でハッピーシンセサイザ」に多くの再生とコメント、マイリスを頂きまして有難うございます。この時期に授業で習う方も多いのですね!



投稿動画は国宝「鳥獣人物戯画」甲巻(部分)をMMDによって動画化したものです。

鳥獣人物戯画は、平安時代後期~鎌倉時代初期にかけて鳥羽僧正覚猷はじめ複数の僧侶によって当時の世相を風刺して描かれた「日本最古の漫画」です。

鳥獣人物戯画は現在は京都国立博物館東京国立博物館に所蔵されておりますが、高山寺京都市右京区)には精密なレプリカが展示されており、静かな環境でゆっくりと鑑賞することが出来るのでオススメです。
間近で見ると本当に今にも動き出しそうです。
そう、これを見ると、やっぱり動かしたくなるよね。

 

鳥獣人物戯画大好き!

動画で使用した部分は、全4巻(甲・乙・丙・丁)のうちの甲巻の一部です。

「喧嘩に負けて、あるいは相撲に負けてひっくり返ってしまっている蛙と、それを心配して見守る兎」の部分です。
ちなみに、「甘えん坊な鳥獣たちが可愛くて出掛けられない」のほうの動画の背景には、この場面の右側に描かれている「走って逃げる猿の犯人と、それを追跡する兎・蛙の検非違使」の部分を使いました。

日本の文化の代表として「マンガ」が挙げられたりしますが、その源流が1000年ほど前からこのように確立されていることはとても感慨深いものがあります。

MMDで踊ってもらった楽曲「ハッピーシンセサイザ」は、Easy Pop さんによる軽快なリズムと素敵な歌詞(この歌詞が平安時代の物語にも通じるように感じます)、そして、めろちんさんの素晴らしい振付、Windows100%様、MMDのソフトを作られた樋口Mさんはじめ多くの方々がいなければこの動画は出来ませんでした。
皆様方には本当に感謝に尽きません。

そして、ありがたいことに、古語の歌詞をいくつかコメントとしてお寄せいただきました。
消えてしまうのがもったいないので、大百科にまとめて置いてあります。
http://dic.nicovideo.jp/v/sm28037185
古語の歌詞を読んでみると、ハピシンの歌詞が古典の世界観にマッチしていると改めて感じます。それに古典の勉強にもなります、きっと。


動画を一時停止すると、思いがけない瞬間に出会えるという楽しみもあります。

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蛇足:

派生動画の蛙ソロ「PiNK CAT」
畳や襖が水浸しになってしまっていますが、実は水位が上がっているのではなく、


逆に巨大プールにセットを沈めている体で作っています。

 

それにしても、自由に泳ぎまわる蛙を眺めているだけで癒される・・・・





ということで、これからも思いつくままMMDのPVとかハコビジョン、ライブ動画などを作っていきたいと思います。


 

 

 

 

 

 

 

ヘヤビジョンでいつでも自宅ライブ

■ヘヤビジョン = 透過スクリーンを視点奥方向に重ねて、複数プロジェクターによる「多層同期空間投影を行うスクリーンライブ装置」
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おはようございます、kameです。
ニコニコ動画では「ヘヤビジョン」や「ダンボール箱ビジョン」を中心に投稿しています。(普段はボカロとは関係のないお祭りや○○フェスティバルの企画・主催・運営をしたりしています)。
こちらへの動画投稿はまだ1年の新参者ですが、投稿以前からやっていることも含めて備忘録としてまとめ記事を書いてみます。


さて、ミクパなど、様々なボカロライブやイベントを例に取ると、その規模によって大雑把にいくつかに分けられます。
(1)企業イベント
コンサートホールで開催され、数千人単位の集客・チケット販売が行われる。
マジカルミライ・ミクの日感謝祭など

(2)ファンメイドライブ・同人イベント
公民館やイベントホールを借りて開催されるイベント。無料もしくは会費で運営。規模は数十人から数百人くらいまで様々。

(3)プライベートライブ
基本的に自宅、もしくは自分で融通の効くスペースで好きな時間に開催。自分で楽しむ、もしくは親しい仲間内だけで完結する。ヘヤビジョンの場合は半常設。
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それぞれのイベント事に楽しさがあります。例えば(1)(2)であればサイリウムの海に満たされた一体感は感動ものですし、心より楽しめるイベントです。

けれども、これから需要がぐんと伸びる余地があると思われる市場分野は、まだまだあまりノウハウが広まっていない、というより知られていない(3)だと考えています。


前置きは少し長くなりましたが、私自身の追及している共通のテーマは(3)プライベートライブです。
目指しているところは、「企業イベントに負けない品質を、いつでも自由に楽しめる環境を構築する」というものです。

 

つまり、「ヘヤビジョン」とは、プロジェクターと透過スクリーンによる「多層同期空間投影装置」を確立し、「透過スクリーンライブをいつでも楽しめる部屋とシステム」のことです。

 

MMDを楽しむには、液晶画面だけではもったいないと考えます。
そこで、技術的にはそれほど新しくない概念のペッパーズ・ゴーストの原理を応用して、スクリーン、コンテンツ、投影方法などを工夫し、よりリアルに、より手軽に、より身近に楽しむことができるノウハウを蓄積しています。
せっかくの「透過スクリーン」、そして「プライベートライブ」ですから

背景映像を生かすこと(背景は別投影、または自然の景色を利用)
・影をつける(影も別投影)
・現実感を持たせるために床面の反射を生かす
・足がきちんと接地し、重力感のある効果をもたせる
・以上のことを、パソコンの画面で見るかのように手軽にいつでも実行できる

ことを基本中の基本として心がけています。
プロジェクターやスクリーンが複数必要ですが、スクリーン1枚だけのものと比べると現実感は断然に違います。
透過スクリーンを同じ方向に多層に重ねて多重投影する事例って、これまではほとんど無いのです。だったら作るしかないですよね。

 

ニコ動に投稿した初期の動画がこちらです。


 

本当に多くの再生とコメントをありがとうございました。
その後、メイキングも公開させていただいたとおり、部屋全体をまるまるライブ会場にしています。


 


床に見える部分は机なので、手前で一緒に踊ってもいいし、机に飲み物を置いて椅子に座りながら楽しむこともできます。

 

(この「自宅用プライベートライブ空間」の構築が一番の目標でした)


いつでも気軽に自宅ライブを楽しむことができます。
桜の季節には、花見とミクパを同時に。




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派生型として、サイズをコンパクト(1/10スケール程度)にして、もっともっとお手軽にコンテンツを楽しむことができるよう、ダンボール箱ビジョンも作りました。
このダンボール箱ビジョンは、2015年のニコニコ超会議で出展・デモさせていただきました。



ということで、当初目標であった「いつでもミクさんと一緒」という個人開催環境「自宅ライブ部屋」の技術的ノウハウが基本的にほぼ整いました。


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補足ですが、自宅用ダンボール製プラネタリウムも同様のコンセプトで作成しています。

商業用の大きなプラネタリウムも魅力ですが、自宅にドームがあると手軽にプラネタリウムやドーム投影が手軽に楽しめます。




ニコニコ動画に投稿してご紹介しているものは、全体のほんの一部なのですが、ミクパにしても、プラネタリウムにしても、プライベート開催の裾野がどんどん広がっていくのではないかと期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンボール製プラネタリウムの展開図

自宅用ダンボール製プラネタリウムを作ってみた



カテゴリー総合1位をいただき、多くのご視聴をありがとうございます。


ドームとして用いたジオデシック・ドームは、そこらへんのダンボールでも組立てられますし、規格品の 白板ダンボール を使うことでより簡単に、より丈夫に作ることもできます。

大きなジオデシック・ドームの展開図を1から作るのはちょっと大変です。
なので、簡単に展開図を作る方法を考えました。分度器やコンパスは不要です。

直径2m の半球ジオデシック・ドームを作るために、1200mm×900mm の板ダンボール10枚を使います。
(出来上がりの直径を変えたい場合は、それぞれの長さをそのまま比例してください)


まず、5枚の板ダンボール(1200mm×900mm)の下図の位置に点を打ちます。


点を結ぶと、辺の長さが赤字の通りになっているはずです。
そして、赤着色部分を切り抜きます。2種類のパーツ①②が5個づつできます。


次に、残り5枚の下図の位置に点を打ちます。

同様に、点を結んで辺の長さが赤字の通りになっているか確認します。
赤着色部分を切り抜きます。1種類のパーツ③が5個できます。


ここまでで、①②③がそれぞれ5つづつできました。


②③についてはパーツの線(三角形の辺)に沿って外側になる面にカッターで少し切込みを入れます。切込みによって折曲げしやすくなります。

②と③を図のように組合せます。


ガムテープで外側を止めながら組立てます。
②+③のパーツが、下図の赤着色部分になります。


②+③を5つ繋げると、上面の五角形を残した円周状になります。

そこに①を⑤つ繋げた五角形を被せて出来上がり。
完成すると、かなりの強度があるドームが出来上がります。


なお、下図赤部分のようにダンボールの部材を足して囲むと、よりプラネタリウムらしくなります。丸椅子などで持ち上げてもOK。必要に応じてお好みの高さでどうぞ。




ニコ動ではモバイルプロジェクター+魚眼コンバーターレンズで、様々なものを投影してみましたが、星の投影に関しては『大人の科学マガジン』の「新型ピンホール式プラネタリウム投影機 」(実売3千円くらい)との相性が抜群に良いです。
なにしろ、投影範囲が広いですし、音も静か。正十二面体からジオデシック・ドームへ豆電球の優しい明かりで投影される星空を仰向けになりながら眺めると本当にきれい。

ダンボール製のドームに投影した様子です(ドームの下縁6箇所を丸いすで持ち上げています)。雰囲気が少しでも伝われば良いのですが・・・・





プラネタリウムを使い終わって片付ける際、初めて分解するときは、ガムテープを剥がさず、カッターでガムテープの真ん中を辺に沿って縦に切り、ガムテープをそのまま残しておくと良いでしょう。
↓片付けた状態。裏面のドーム外側部分にはガムテープが残っています。
次に組み立てるときに前回のガムテープの上からガムテープを貼れ、2回目以降の片付けの際はそのガムテープが簡単に剥がせます。


ジオデシック・ドームは作るだけでも面白いので、是非作ってみてください。


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■あると便利なもの
プラネタリウムソフト Stellarium(オープンソース・ドーム投影可)
プラネタリウム投影機 学研『大人の科学』付録プラネタリウム など
・白板ダンボール 120cm×90cm 10枚(より強く作りたい、またはダンボール調達ができない場合)

 

 

ニコニコ超会議ニコニコ学会β参加レポ

このたび、2015年4月25・26日に開催されたニコニコ超会議のニコニコ学会βブースにて「ダンボール箱ビジョン」の展示・デモに参加してまいりました。
今年の超会議は幕張メッセ全館貸切、入場者も15万人超え(公式では15万1115人)ということで半端ない盛り上がりでした。

その一角、ニコニコ学会βブースの赤丸のあたりで参加させていただきました。

今回展示させていただいたものは「ダンボール箱ビジョン」です。

コンセプトは もっともっとミクさんに飛び出してもらいたい! 

ということで、【飛び出せ】ダンボール箱ビジョンを作ってみた【ミクさん】

で作った15インチノートパソコン用の他に、今回はもう少し大きな21.5インチワイドモニター用のものを作成して持参しました。(超会議後にこの記事を書いていますので、いただいたリアルタグがそのまま貼られています)

  

材料はダンボール、黒ボール紙、そして透明下敷き(塩化ビニールPVC製)です。

折りたたむとかなりコンパクトになります。それを組み立てていくだけなので数分で組み上がります。(一から作る場合でも30分ほどで完成します)

よくあった質問が、中の板の材質です。ハーフミラー?アクリル板?・・・・



いろいろ試したのですが、100均で売っているような透明下敷きが一番良く映ります。

今回は画面が大きいので、弛まないように少し厚みのある硬質塩化ビニール板(厚さ0.1ミリ)を用いました。

もう一つよくあった質問は、透明下敷きの固定方法です。

これも簡単。下写真のようにそれぞれ2箇所をセロテープで留めるだけでOKです。
 

投影用画像は↓の要領で作り



ipod touchに入れて、そこからHDMI出力しています。

お手軽に、好きな時に好きなライブを楽しめます。




コンテンツの作り方次第でさまざまな応用もできると思います。
明るい場所でも大丈夫です。

2日間とも本当に多くの方々にお越しいただき、意見交換や次に繋がるアイデアなどを共有できて有意義な時間でした。

在日米軍ブースの方々も興味津々。

今年もポスターセッションをご覧になった皆さまが興味ある展示に「リアルタグ」を貼っていくのですが、2日間で180枚ものタグをいただきました。
ありがとうございます!

とても有意義で貴重な体験になった2日間でした。運営の皆様、スタッフの皆様、ご協力をいただいた皆様、本当に有難うございました。

追記1)記事のサムネは座長さんに貼っていただいたリアルタグ「俺の嫁」です。
追記2)週アス+に掲載されました