【鳥獣戯画】 極楽浄土 【蛙】余話
【鳥獣戯画】 極楽浄土 【蛙】
に多くの再生、コメント、広告ありがとうございます。
あまりにも大きな反響、そして蛙の人気にもびっくりです。さすが国宝!
せっかくなので、この動画の舞台背景を余話としてまとめてみます。
モチーフは、言わずと知れた日本最古の漫画、国宝「鳥獣戯画(鳥獣人物戯画ともいう)」です。鳥羽僧正覚猷などの僧侶が筆で描き、甲・乙・丙・丁の全4巻が京都・高山寺というお寺に残されています。
その中の甲巻21紙(21ページ目)に次のような一コマがあります。
これは「法会の遊び」と呼ばれる場面で、蛙が本尊(如来)、猿が僧侶(導師)と施主を演じています。
何のために法会をしているかというと「極楽浄土」への成仏を願うため。
また、なぜ蛙が如来なのか、というと、蛙の水掻きが、如来の手足の指の間にある薄い膜「手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)」と共通するからという説があります。
この膜は、人々の願いが手足からこぼれないよう、全てを救うためにあるそうです。
この膜は、人々の願いが手足からこぼれないよう、全てを救うためにあるそうです。
だから本尊(如来)の役は、鳥獣のなかでも蛙にしか演じることのできない、蛙にふさわしい役ということなのです。ありがたや。
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toku(とくP)様、MARiA[メイリア]様による楽曲『極楽浄土』と、鳥獣戯画の場面を結び付けて、このような動画をプロジェクターによる空間投影によって創作してみました。みうめ様のお色気たっぷりの振付をこなす蛙とともにお楽しみください。
この夜、お寺でには鳥獣たちが集って歌い踊っていたようです。
外からそっと眺めるとこんな感じ。
まあ、能書きはどうでもいいですね。
まあ、能書きはどうでもいいですね。
Let’s 極楽浄土!